函館のふもとから

ポタリングと尾瀬から函館のふもとでつれづれに

写真撮ってきたのが今日で終わります(未だあるんですが・・・)。
春の尾瀬も過ぎてしまいました。
池塘とモロモロ、総集編。


横に座ったおじいちゃんと結構気があっておしゃべりしながらバスの中で過ごしました。
奥さんと初めて一緒に来て、追い立てるように廻ったら今回は拒否されたんですと話してました。

行きは当然歩調が合わないのでご一緒してませんが、帰りに手にバンダナを巻きつけていたので「どうしなんですか?」、
「転んだんですか?」って質問すると。
鳩待峠の下りで転んで釘に手を接触し怪我をしたとの事です。

結構深く傷付けたみたいで見るとビックリしますよって云ってました。
山の鼻まで降りて応急手当して貰って東電小屋まで行って来ましたよっておっしゃっていた。

傷は直ぐ血が止まったので大丈夫だったらしい?
そんな話していたら、ボクの後ろを熊が通過したんです。と言うではないか。
「えぇぇ・・・」5mほど後ろを走り去って行ったとか。
前から来る人は目撃したみたいですれ違う時、「熊」ですよねと会話したとのこと。

熊には至近距離で会いたくないけど、見てみたい。
今回は得がたい経験をしましたね。
私、何回も来てますがそんな経験ないですよと会話が弾む。
後ろを通過したときは硬直していて写せなかったけど、
かなり過ぎ去ってから写真を写したと言うので見せて貰いました。
黒豆粒くらいでしたが熊でした。
ビジターセンターに申し出て集合場所に早めに帰ってイワナのお刺身食べてたんだ、
何事もなく過ごせてよかったですねと話を繋ぐ。

そんな話しながら尾瀬高原ホテルに到着したら、おじいちゃんが率先して降りて行くので、「お風呂はいるんですか」って質問すると「はい」湯船には付けませんから・・・と言いながら行ってしまった。
結局お湯に付けたらしく、消毒して貰いましたと報告があった。

夜行バスで来てボーっとしたまま、歩き始めて足を滑らして転倒して、手を付いた所が運悪く釘が出ていて怪我をして、
最悪と思いながら歩いていたら熊と遭遇。
おじいちゃん、運がいいのか、悪いのか。

でも、元気で廻って帰って来れたから云える、最高の思い出。
奥様には絶対云えないけど、友達には自慢できる思い出ですね。

最後にお別れする時”ありがとう”って云われてしまった。