函館のふもとから

ポタリングと尾瀬から函館のふもとでつれづれに

ボランティア

陸前高田のボランティアは2日間現地にいました。
1日目は熱中症を心配して2時で終了したためバスで気仙沼まで出ました。
運転手さんの好意によるものだそうです。

全てバスの中からの写真です。


復旧が進んでいませんでした。

痛ましい限りです。

でも、港を見て帰るとき生活している方達をみました。
全部が被害にあっているわけではなく、普通に生活している方を見ると、我々ボランティアが出来る事は微小だけど経済活動の応援にはなっていると改めて実感しました。

個人で参加しているボランティアの方も多く見かけましたが、出来ればグループ毎に参加されたほうが(事務)効率が良いように思います。
小学生のボランティア参加者もいました。多くはストラップ作りとかに廻っていたみたいです。

二日目はボランティアセンター近くの港(失念)のお手伝いです。
網で絡まったゴミの分別作業ですね。
作業にもって来た道具が使えないものばかりで唖然としましたが、現地のおじさんに切れるはさみ頂戴って言うと”俺の頭キレない”っとカイサレタ。
”おじさんの頭キレなくっても良いから切れるもの頂戴”って冗談を飛ばす。
結局一丁のナイフ(パンきりみたいな)と切れないハサミ1丁と切れるハサミ1丁。
私、そのナイフのコツが漸く判り、切り方専門でやっていました。
気持ちよく切れた時、”面白いやんけ”って呟いてしまった。すかさず、おじさんにソンナこと言ったボランティアはいないと笑われた。
追加でセンターから道具を届けてもらったら、ニッパーが入っていた。使えない。
もってくるならカマでいいのだぁ。カマは万能なんです。木まで切れるんだからと心の中で思っていた。
ま、何とかゴミの山を綺麗にして11時半に終了。
おじさん、ウキ玉を籠に分別して出したら、シッカリ持って帰った。
お願い事はキッチリ出したほうが良いよと思った。

お盆が近いので捜索活動をしています。お盆には彼方の方が身近に来ているのかもしれません。
偶にサイレンが鳴るときがあるので見つかった方もいるようでした。
こうして2泊3日のボランティア活動は終わりました。
5ヶ月経って漸く気持ちが落ち着いてきたのか、1日目の個人宅のおばちゃんが、添乗員さんに唐突にしゃべり始めたそうです。
添乗員さんは黙って聞いてあげたそうですが、其れも立派なボランティアですねと言う。
機会があれば又参加してみたいと思いました。