函館のふもとから

ポタリングと尾瀬から函館のふもとでつれづれに

詩を読む

人間の私には読めなかったのですが、彼は熱心に観ていた。

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読めるんですか?と声をかけると

 

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はい。

 函館の青柳町こそ

  かなしけれ

   友の恋歌矢車の花  

         啄木 

ですよと答えてくれました(笑)

 拝借しました函館浪漫館さんのホームページより。

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 ここから右階段を上ると東屋に出ます。

そこから写した風景は下北半島が見えて、霞んでいますが目視ではかすかに山並みが見えるんです(近いよ)。

右の岬には石川啄木一族の墓があって

 東海の小島の磯の

  白砂にわれ泣きぬれて

   蟹とたわむる

         啄木

墓所があります。

谷地頭の電停からテクテク歩いて行けて(上り)共同墓地になっている間を通ってチョット不気味かも・・・。

雨の中、住民税を支払いに行った帰りのお財布ヒュウヒュウが身に染みるのであった。