函館のふもとから

ポタリングと尾瀬から函館のふもとでつれづれに

不人情といわないで

土日に帰省していました。
毎年5月の連休前に帰省していて、今回はどうしても行きたいツアーが有って帰らなかった。
その後母親が倒れたりしても帰らなかった。
仕事で抜けられなかったこともある。
不人情と云わないで・・。

今回もキッチリ仕事を済まして3時フレックスして飛行機に乗りました。
2泊飛行機付きで39,000円。
飛行機だけだと安くっても40,000円。
人情としてホテルに泊まります。
気持ちの整理も有るし、空港からタクシー使っても5,000円。
不人情と云わないで・・。

ホテルが貸出ししている電動自転車”はこりん”一日貸出し1500円。
バスで田舎まで帰るのに片道500円x2、その後親戚周りする。
徒歩だと1日では回れない。
免許は所持しているけど超ペーパードライバー、未だ命が惜しい。
親の家には泊まる気が無いので1日で廻るのには自転車最高。
不人情と云わないで・・。

家に着いたら、目の前で工事中。
去年は未だダダピロイ田圃だったのが景色が変っていた。
コノ性で田舎の人間の感情が変わってしまった。
結局はお金。
遠く離れている我々は、そんなのカンケイネェ・・・と思っているのです。
親がもーれつ亡者になっていました。
親は布団被っていて、どうしたの?具合悪いの?って質問したら、
寒くって寝てるだと。
ストーブ点ければいいでしょって言うと点けるほどじゃない。
普通の会話はココまで、後はあの人や、コノ人に逢いに云ってお礼してくれの一点張り。
当然行くつもりでこちトラ自転車でチャリチャリやってきたのだが、
言いあっても埒が無いので部屋の中を一通り見て、綺麗ジャンって思って、じゃ私帰るね。
滞在5分位かなぁ・・・。
不人情と云わないで・・。

家を出て兄に電話して、今田舎。もう帰るよって電話する。
兄は早々に”オレ帰らない宣言”していた。
でもって私に一度親の顔を見に行けとのたもうたのだ(ズルイ)
私もここまで膠着するのには訳がある訳で、近所からも疎遠になっているのも訳ありで、
全て父親のエゴのせい。
叔父(弟)の葬式に帰った時、”お前の寝る布団は無いから帰ってくるな”って言われた。
狭い家で一晩中灯明を点けていた。
翌日家に寄らないで東京に戻りました。

不人情と云わないで・・。
父親の人生は父親、私たちがドウコウ云おうが彼の人生。
彼の気の済むような事はしてあげれない。
此れは長年一緒にいた結論。
不人情でも親不孝でもナンとでも云われても反論しません。
お金じゃないのです。
意外に元気だったのです(布団はポーズ)。
家の前の植栽も綺麗にしてあるし、誰もいなければボチボチやっている訳さ。