函館のふもとから

ポタリングと尾瀬から函館のふもとでつれづれに

またぎの話(体験)

カンジキ作りを終えた後は指導者の阿久津氏の話を聞きました。
阿久津氏は和泉屋旅館の前で魚屋をしている(らしい?)
小さい子からもキー坊と呼ばれてるって嬉しそうでしたので以下、キー坊と呼ばせて戴きます。
学校の授業で講演する事もあるとのことでした。

20年位前の狐で保存状態がよかったと、左はテン。

クマの手、カモシカの足、鹿の足、カモシカの角、イノシシの足もあり?
カモシカは天然記念物ですね、角を所有するのも届出が必要ですがと本人弁。
病気(パラポックス)で弱っている処を発見し、次に見たときには沢に下りて死んでいたそうです。
水を飲みたくって沢に下りて死んだ。
体は埋葬して角などは教材用として保管した(届出はしたとのこと)。
沢の水は絶対飲んじゃいけませんと言われてしまった(人にも移ります)。
ツウことは尾瀬もダメじゃないの。。。か?(尾瀬高校生が水質調査していますが・・・)

(大きい足は青鷺の脚)
キー坊は元々水鳥専門の猟師だったようです。
其れが、クマが里に下りてくるようになって、クマ狩りに転じたとのこと。

オラが仕留めたんだぁと写真を見せてくれた。
キー坊オン年70歳を過ぎています。
鹿が大繁殖して間引きを行った際、尾根筋を守っていたら一頭の鹿に続いてゾロゾロ逃げてきた集団を見つけた。
其れは可也離れた距離だったそうです。
”おらぁ・・自信もったねぇ”と言う。”ズドン”と打つとばたっと鹿が倒れる。
目薬の木を煎じて毎日飲んでいるのと、クマの肝を食べてるからだと本人弁。
目薬の木は皮の部分じゃなければ効果が無いと・・・やっぱり効き目があるのかなぁ・・・。

(此れはなーんだぁ。判る?可也レアな物です。宝物になってしまった(爆))
キー坊の話はとっても面白いのですが、可也飛びます。
宴会の途中の話か、講和中の話かごっちゃになっています(私の頭の中)
覚えているのが、クマの穴を覗いた時、クマが入っていて出会い頭で、クマの鼻とキスをしてしまった。
”おらぁ怖かったさぁ”と素直に言ってくれます。
そん時、ビックらしたので仰け反ったためにクマの手をよける事が出来たんだぁ。
そして最初の発砲は暴発してしまい2発目で仕留めたとの事。
実に、怖かったと素直に伝えてくれます。
でも、自信はあるよ。と感じる(ニカ!)